「ChatGPTを使ったAI文章のすゝめ」を読んだ感想
なぜこの本を読もうと思ったのか
最近会社でも「生成AI」というワードが頻発してくるようになりました。仕事がIT業界なのでなのか?と思うこともありますが、そんなわけでもなく、IT業界以外でも「生成AI」を活用しようという動きが出ていることは間違いありません。
私自身、いちお無料アカウントではありますがChatGPTのアカウントは作りましたが、目的もなく作ったので、数時間会話で遊んでみたものの、その日以降、ChatGPTには触れていませんでした。
あれからたぶん1年くらいは経過していると思いますが、会社の上司も「生成AIを勉強しようかなー」なんてことを言い始めているので、やはり仕事的にも情報収集をそろそろしたほうがいいのだろうか…と思っていた矢先にこのタイトルの本が目に留まりました。
この本の表紙にはこの人たちのお勧めのツール!っていう文言がありました。
- WEBライター
- 副業ブロガー
正直、仕事で生成AIを活用できるシーンはまだ見出せていないのですけど、この見出しはブログサイトを運営している私からすると心惹かれるものがありました。なのでダウンロードして読んでみました。
速読術を持っているわけではないけど流し読みで15分
「ChatGPTを使ったAI文章のすゝめ」は178ページの書籍で、リアルな本だったら薄めの書籍かと思います。私は30代ですけど、30代ともなってくると、本の読み方も自己流なところ持ち合わせていると思うんですよね(私が比較的本を読んできている人間だからかもしれませんが)。
私が行きついた読み方としては、小説はじっくり読む、技術本は知りたいことが書いてあるところをじっくり、自己啓発本は長し読んで、さらに深く知りたいと思ったら同じところを再度読むか、別の本を探す、といった具合で、その本がどういう系統の本なのかによって読み方を変えています。
今回の本はChatGPTなので技術本っぽく思えるかもしれませんけど、目次を読むと私的には自己啓発本の類かなーという印象だったので、さくさく流し読みすることにしました。1ページ数秒とかの速さです。たまに気になるところあれば、そのページにとどまりますが、ほとんど数秒で進んだ気がします。
この本には実際にChatGPTが返してきた文章が載っているページがありましたけど、それを読んでも「へー」っていう感想にしかならないので、そのページは瞬殺で飛ばしました。結果、15分もかからずに読み終わりました(10分くらいだったかも…)。
”にんげん”が書いた文章と”AI”が書いた文章
この本を読んで考えたことはこれに尽きます。将来AIに仕事が乗っ取られてしまうかのようなことを言っているニュースを見かける時もありますが、確かになくなってしまう仕事はあるかもしれませんが、そしたらまた新しい仕事が産まれるだけなんです。
自動改札機で切符切るおじさんがいなくなったと思いますけど、あんな切符切る作業なんて、人間がやる仕事じゃないと思うんですよね。なくなってよかったと思います。ただ、あのおじさんの「おはようございます」とか「今日もお疲れさまでした」とか人間味あふれる挨拶には価値があったと思います。あのおじさんがいなくなって寂しいねっていうのはそういうことなんだろうなぁと思います。
切符を切るという行為だけは機械にできますけど、おじさんの挨拶の温かみは機械にはできないです。
文章も同じことが言えるんじゃないかな、と思いました。マニュアルとか手順書とか温かみが不要な文章は生成AIがどんどん活躍していくと思います。でも、「私が思ったこと」は生成AIに文章化はできないと思います。ただ、生成AIが私を手助けをすることはできるかもしれません。「こんな感じの事を思ったんだけど、どう文章にしたらいいかな?」と語彙力のない私をサポートしてくれる気がします。
これから世の中のサイトは生成AIによってありきたりな文章が多くなっていく気がします。ただ、そのありきたりな文章は人間味が不要な「何かしらの説明」なんだと思います。辞書がそこらじゅうに転がっているような感じ。副業ブログで生成AIを活用するのはいいですけど、それはレッドオーシャンだし、そんなブログを運営していて楽しいのかな?と思います。
そういう人はブログ運営に楽しさを求めていなくて、金銭的報酬を求めているのかもしれないけど、私はそんなのは楽しくないなって思います。ブログ運営するなら、自分の言葉で発信していきたい、とやはり思ってしまうし、そうじゃないと長続きしないんですよ…。