ゾクゾクしたいと思って観た『ドールハウス』は夏にぴったりでした

何の予定もなくても平日に休みを取ろうと心に決めた2025年。平日休みの暇つぶし候補は映画!気になっていたドールハウスが公開初日ということ&上映時間がちょうどいい時間だったので観てきました!
なんかゾクゾクしたかった
梅雨に入って、もうすぐ夏が近づいてくる気配を感じる今日この頃。ホラー映画ってあんまり映画館で観たことはなかったのだけど(というか、ホラー映画自体もあまりみないのだけど)、ドールハウスの宣伝を観るたびに、ドールハウスが気になってしょうがなくてですね。現実世界のことを忘れたかったのかな?とにかくドールハウスに惹かれたのです。
今年に入ってから映画館は何度か足を運んでいるのだけど、号泣する映画ばっかりみていました。映画館には基本1人で行っているのだけれど、あの暗闇で人目もはばからず大号泣することは、涙活という名の私なりのストレス発散方法にもなっていました。
でも、季節のせいなのか仕事のせいなのかわからないですけど、いまの気分は大号泣ではなく、夏の暑さや仕事の疲れを吹き飛ばす映画を私は求めていたみたいです。
ドールハウスはこんな映画
ドールハウスの監督は『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』で知られる矢口史靖さんです。ウォーターボーイズは私の中では思い出な映画なので、その監督だった矢口史靖さんの作品という点でなにか運命じみたものを勝手に感じました。
主演は長澤まさみさんで、その夫役は瀬戸康史さんです。2人とも私はかなり好きな俳優さんなので、ドールハウスに惹かれた理由の1つもキャスト陣はあると思います。映画を観て知ったのですけど、田中哲司さんも出演していました。今回の田中哲司さんの役はSPECの冷泉俊明を思い出させる役柄でして、これは想定外の喜びでした(ラミパスラミパスルルルルル)。
ドールハウスのジャンルはまさに「ホラー・サスペンス」です。
上映時間は110分でしたが、最初は何気ない日常から始まり、だんだんと不気味な感じになっていき、最後の1秒までホラーでした。というか、ホラーで終わりました。
「え?まじ?そういう終わり?あやちゃんやべーやつすぎるだろ」
ってなりました。これ以上はネタバレになっちゃうのでやめときます。
この映画の第二の主人公といっても過言ではない日本人形の「あやちゃん」。この日本人形がやばいやつなんです。まさに呪いの日本人形。長澤まさみが最愛の娘を亡くして悲しみに明け暮れてたところ、骨董市で日本人形のあやちゃんに出会ったんです。ドールハウスの宣伝にもありますけど、瀬戸康史が家に帰って食卓についたとき、食卓に座っているあやちゃんに瀬戸康史が驚くシーン。あれがこの映画の唯一のコメディだったんじゃないかと思いますが、このシーンはほんと面白い…何度観てもくすっと笑えます。このシーンもドールハウスを観ようと思った理由の1つです。
日本人形を愛でてる長澤まさみの演技がほんとやばいやつなんですけど、それを温かく見守ってくれる瀬戸康史…イケメン…2人ともいい演技するなぁと惚れ惚れしました。日本人形を愛でることがドールセラピー効果となって、長澤まさみはメンタルが回復して、第2子を授かり、その子が生まれて、長澤まさみも瀬戸康史もその子の方が可愛くなるに決まってるわけで、だんだんと日本人形のことを雑に扱い始めてしまうんですね…あとはご想像にお任せしますが、ありがちな展開ではあります。
ドールハウスを観た感想
これから観る人のネタバレになってしまうと思うので、映画の内容はこれくらいにして、ドールハウスを観た感想を書きたいと思います。
最初から最後までゾクゾクが止まらない!!!
ホラー映画あるあるだと思うんですけど、「くるぞくるぞくるぞ」っていう感覚があるじゃないですか。まさにあれがずっとある感じでした。ホラー映画の醍醐味だと思うんですよね、この感覚は。私、ドールハウスをゾクゾクするために観に行ったので、この目的を達成です。大満足です。私は色んな映画をたくさん観ているわけでもないし、映画評論家でもなんでもないので、えらそうに映画評価なんてできません。私がここに書けることは私がこの映画を観て純粋に感じたことだけです。
長澤まさみさんと瀬戸康史さんの演技もとてもよかったです。瀬戸康史さんがインターネットで日本人形のことを調べ始めるシーンもゾクゾクしたなぁ…。田中哲司さんが映画の中盤くらいですかね、登場し始めるんですけど、冒頭にも書きましたけど、この役柄がSPECのラミパスラミパスルルルルルの冷泉俊明を彷彿とさせる役柄だったんですよ。こんなことを思っているのは私だけかもしれないですけど、個人的には胸熱でした。田中哲司さんがあぁいう衣装似合うと思うのは、SPECのせいなんだろうか。
長澤まさみ、瀬戸康史、田中哲司の3人で日本人形の生まれた土地で日本人形とバトルするところもゾクゾクがたまりませんでした。映画の内容をしっかり覚えている人は日本人形が作られた理由とか背景とかを詳しく書けるのかもしれないですけど、私はそういうの書けないタイプ(ちゃんと覚えていないと言っても過言ではない)なので、なぜこんな日本人形が作られたのかをここで語ることはできない…。ということで、ゾクゾクしたい人、呪われた日本人形の理由を知りたい人は、ぜひ映画館に足を運んでみてみてください!
雑な終わり方ですが、以上です!所詮は素人感想です!